ビタミンE補充で前立腺癌のリスクが上昇したという報告がJAMAで報告されています。しかしこれにはトリックがあります。使用されたビタミンEはdl-α‐tocopherol ascetateという合成のビタミンEです。合成のビタミンEは抗酸化力が天然のものに比べて弱いだけでなく、体内での動態が天然のものとは違う=異物として認識されているものです。常々、ビタミンAとビタミンEは合成ものと天然ものとでは体内動態が違う、当然作用も違う、とブログやHPで言ってきました。
サプリメントで癌を助長、癌や病気を予防できない、といった論調の論文や報告には何かトリックがある場合が殆どです。合成ビタミンを使用したり、対象患者さんに問題があったり、投与量が少なかったり、投与期間が短すぎたり、などなど。
ビタミンAやビタミンEを摂取する場合は、クルードな状態(自然のまま)天然のものを摂取することが重要です。