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リウマチにアクテムラ

リウマチの治療に最近よく使われているのがアクテムラという生物学的製剤です。生物学的製剤とは化学的に合成したものではなく、生体が作る物質を薬物にしたものです。アクテムラは、IL-6のレセプターに対する抗体製剤です。IL-6は、抗体産生を誘導し、リウマチ因子を出現させたり破骨細胞を活性化させたりします。このような説明を受けると、アクテムラはリウマチにものすごく効きそうに思えますが、必ずしもそうではないようです。
ステロイドの内服していた患者さんでステロイド内服を止めてアクテムラの点滴治療に変えたら、関節の変形が起き始めたという方がいました。アクテムラを使うと、CRPという炎症反応をみる項目は陰性化するのですが、滑膜の炎症は完全に抑えきれていないので関節が変形するのだと思います。しかも、生物学的製剤は値段が高いですし、感染症に副作用も心配しないといけません。また、妊娠を希望される女性には、アクテムラやリウマトレックスは使えません。
リウマチ発症の背景には、鉄やタン白質不足などの栄養不足があります。ストレスや過労も関係しています。ですから分子整合栄養医学では、生物学的製剤などは使わず、栄養欠損の是正、ストレスコントロール、十分な休息などを重要視します。炎症が持続すると関節が変形してくるので、炎症が強い場合は一時的にステロイドを使います。また低タン白による免疫能低下によって滑膜に細菌感染を起こしている人も少なくないのでその場合は抗菌剤を一時的に使うことも考慮します。
リウマチであれどんな病気にも原因があるはずです。血液検査と診断で原因を探り、根治を目指すことが重要だと私は思っています。対症療法ではなく根治をめざしたい方、今の薬物治療で病態が改善しない方は是非ご相談ください。