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武器

物騒なタイトルにしましたが、私の師匠が栄養素のことを「武器」に例えてよく勉強会で講義をされます。病気と闘うことを闘病と言いますが、病気と闘って勝つため=治るためにも武器が必要になります。外科医にとってはメス、内科医にとっては薬が治療のために必要な武器になります。私の場合は、ヘム鉄、亜鉛、ビタミンなどの含有量が多い治療用の栄養素が武器になります。
栄養欠損が原因で発症した病気や症状を改善させるには、治療用の含有量が多い栄養素=武器を使わないとなかなか病態が改善しません。「〇〇などの不足が目立っておりこのために症状がでてい可能性が高いので、〇〇などを摂取することで症状の改善が見込まれます」、といった感じで血液検査の結果を時間をかけて説明しますと、多くの患者さんは栄養素の重要性を認識され治療用のサプリメントを使った治療に同意されます。しかし、著明な鉄欠乏があり鉄の補充をすれば症状が早期に改善する可能性がある患者さんで、栄養素を購入されずに帰られる方が時々おられます。私の説明が不十分なのか、患者さんもしくは保護者の方の理解力が乏しいのか、食事でなんとかなると思われたのか分かりませんが、元気を取り戻すあと一歩のところまでたどり着いているのに残念に思います。栄養欠損による症状が出てしまっている場合は、食事だけで短期間に改善させることは非常に難しいのです。栄養療法は容量依存性に効果を発揮しますので、細胞の分子濃度が正常化するだけの至適量を摂取しないといけません。そのためには強力な武器が必要なのです。市販のサプリメントや肉に含まれているヘム鉄の量は、私の使うヘム鉄に比べると含有量は微々たるもので、大砲と豆鉄砲くらいの差があります。