院長の独り言

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学校に行けないわけ

10歳くらいから高校生くらいまでのいわゆる思春期の児童や生徒の中に、朝起きられなくて登校できない子が学年の中に何%かいます。親御さんは心配して大学病院などの大病院を受診させますが、だいたいつけられる診断名は起立性調節障害(OD)、起立性低血圧などです。朝起きられない子に血圧が低い子が多いためかこういう病名がつきます。血圧が低くなかったら、起立性調節障害と診断されず精神的なものと片付けられてしまうこともあるようです。場合によっては精神疾患として抗うつ剤を処方されてしまうこともあります。
思春期には背が急激に伸びます。骨が伸びるのに、タン白質、鉄などが大量に使われますし、体格が大きくなればそれだけ循環血液量も増えないといけないので成長期に栄養不足に陥る子が少なくありません。女子の場合は月経も始まりますのでさらに鉄不足に拍車がかかります。鉄はエネルギー産生や脳のセロトニンというやる気を出す神経伝達物質の合成に必要なので、朝だるくて起きられない、意欲が湧かない、やる気がでない、ということになり学校に行けなくなるのです。サッカーや野球を活発にしていた子が急にこういう症状がでて登校できなくなることも珍しくありません。また鉄は胃腸粘膜形成にも欠かせないので、腹痛、下痢などの胃腸症状もでやすくなります。頭痛、めまいなども鉄の貯金が少なくなると起きます。さまざまな症状がでるのでどうしても精神疾患と間違われやすいのです。
医学部の講義では鉄に関することを詳しく教えてくれませんので、鉄不足で多彩な症状を呈することを私も分子整合栄養医学を学ぶまでは知りませんでした。朝起きられない、学校に行きたくても行けない、頭が痛い、身体がだるい、やる気がでない、意欲が湧かない、起立性調節障害と診断され治療を受けるもよくならない、こういったことでお困りのお子さんの症状を改善できるのは西洋医学的な治療では無理で栄養療法しかありません。なぜなら鉄の貯金フェリチンの過不足について正しく評価ができない(基準範囲が曲者)ことと、保険診療では吸収率の悪く胃腸障害の副作用が出やすい無機鉄の処方しかできないからです。フェリチンが増えないと症状は改善しませんので、多少コストがかかっても自費で吸収率がよい治療用の高含有量のヘム鉄を買って飲んでいただく必要があるのです。